失ったものは大きい

長年、チームを支えてくださったコーチの一人が急逝した。
子どもたちを叱る顔を見たこともない穏やかな指導だった。


出会いは偶然。
そのコーチの息子さんが低学年の時にチームに加入し、
それを見学に来ていた。
「手伝ってみないか?」の一言に迷いはあったものの、
快く引き受けてくれた。



仕事を持ちながらの指導は、
サッカーへの愛情がなければできない大変なこと。
それでも毎週欠かさずに指導に携わってくれた。



まだまだ、人生これからだというのに、
あまりにも短い一生だった。
チームにとっても、
指導された子どもたちにとっても、
かけがえのない存在だった。



失ったものはあまりにも大きい。
今はただ、ご冥福を祈るほかない。