選手も忍耐・・・私も忍耐・・・

 先週、指導者講習会が開催された。テーマのほとんどが、A級U−12講習会の内容であった。そもそもこの内容は、JFAアカデミー福島で実際に日々行われているものだそうである。
 ドリル形式のトレーニングでさえ、長時間にわたって延々と繰り返す。疲労が蓄積してくるが、そこで求めるのは精度。そして、パスしたら動くなんてこと当たり前なのだが、そこを徹底的にやり選手に習慣化させようとするものなのだ。つまりはオートマチック!

 さて、我らジュニアユースチームにおいても実戦してみた。グリッドの中でのパス&コントロール。コミュニケーション、動きだし、パスの質、ファーストタッチの質、そしてパス&ムーブ。延々とやってみた。
 選手の額にはみるみるうちに汗が光ってくる。途中で動きが止まる選手には、声をかけ止まらせない。へとへとになって愚痴を漏らす選手も出てくる。それでも励ましながら続けさせる。ある意味、ボールを使ったフィジカルトレーニング。

 練習は楽しいものだが、苦しく辛いものでもある。こういう経験を通して選手は一歩一歩成長していくのだろう。そこには忍耐が必要なのだ。選手同様、私たち指導者も、そのようなトレーニングの時には選手を叱咤激励し続ける忍耐もまた必要なのだ。

 アカデミーではこのようなトレーニングを毎日のように続け、選手が劇的変化を遂げているそうである。まあ、そっくりそのまま真似するわけではないが、そんな考え方も必要なのだろう。