それぞれの判断で・・・

 ジュニアチームの最近の傾向・・・。
 試合時に用意する選手の食事が、海苔なしの握り飯にバナナ、それにカロリーメイトなど・・・。どの選手も当たり前のようにそれらを持ってきて食べている。
 「海苔は消化が遅いから避けた方がいいですよ。」、「試合の合間にはバナナがいいですよ。」などと、私たち指導者が勧めた結果がそうさせているのだろう。
 でもよく考えてみてほしい。なにもそれらがすべてではない。選手にだった好みはあるだろうし、消化や喉ごしを考えるなら、冷たい蕎麦が最高だろう。そうしたら、みんな、会場で蕎麦でも茹でることになる。

 私たち指導者が期待していることは、全員が同じものを食べることではない。それぞれが自分の体調などを考えながらどんな食事を用意するかを考えてもらうことなのである。海苔がついている握り飯だっていいし、サンドイッチだっていい。自分の判断が大事なのだ!

 私たちはサッカーを通して選手の自立を促している。と同時に、保護者のみなさんへも各自の判断を大切にしてほしいと願っている。
 
 当然ながらチームとして統制を図らねばならないこともあるが、すべてにおいてそういうものではない。足並みを揃えるところと各自で判断するところ、それらをしっかりと区別して行動してほしいと思っている。

 保護者のみなさん、理解していただけますか?