課題解決へ微力ながら・・・

 コーチのブログにもあるように、ジュニアチームは密集を作り出して相手の攻撃の芽をつんでいる。このことは決して悪いことではなく、サッカーの基本ともいうべき、ディフェンスにおける数的優位を作り出す意味において非常に重要なことなのである。コーチの「がんばる」ということを、選手たちは見事に実践しているのである。
 守備における集中と攻撃における拡散は、相対することであって、そこがサッカーの面白さなのだ。だがしかし、ジュニアチームを見ていると、守備も攻撃も集中という場面が多く見られる。
 相手のボールを奪った瞬間、広がりを作る動きも少ないし、奪った選手があえてその密集へ飛び込んでいく場面も少なくない。これでは、密集を打開するのは至難の業で、苦労を伴うのは必死である。
 密集を作り出し相手ボールを奪う、そこまではいいのだが、それからが課題なのだ。
 相手ボールを奪った瞬間、フリーな味方がボールを受け、それから相手の少ない地域へ展開するようなサッカーをしなくてはならない。そこをどう解決するか、コーチの腕の見せ所なのである。
 明日は都合で、私がジュニアを見ることができる。ファーストタッチの質、サポートの質等々、思いっきり指導しようと思っている。