全体的に・・・

 昨日、室蘭でU−12のトレセンの道南ブロック交流が行われた。函館、室蘭、苫小牧の3つの地区のトレセンが集まり、8人制のサッカーの試合をしたのである。
 全体的な課題としては、ファーストタッチに意図がないことである。とりあえずボールを止めて、数回タッチしてから状況を判断し次のプレーに移るといった選手が多かった。つまりは準備段階でしっかり状況を把握し、次のプレーのプランをしっかり作ることができていないためのものだろう。
 函館の選手は他の地区と比べて身体能力の高い選手が多い。大型で、走力もある。
 だがしかし、それがある意味災いとなって、準備の段階での判断する習慣を奪っているような気がする。多少準備が遅れたとしても、足下にボールを入れ、何とかなってしまうのである。それぞれのチームにいると、なかなか見つけにくい課題ではなかろうか。
 だからこそ、そこにフォーカスして指導していかなくてはならないし、当たり前のこととして習慣化を図っていかなくてはならないのだ。
 この年代の目標はあくまで、パーフェクトスキルの獲得。クローズドだけではなく、オープンなスキルの発揮という意味でも、ファーストタッチの部分は絶対に身につけさせて、次のステップに送りだそうではないか。