やっぱり・・・

 全道U−12トレセン大会が終わった。大会の持ち方、その他諸々賛否両論はあろうけれど、北海道のU−12のトップ選手が集う大会であることには間違いない。
 勝利を目的とする大会ではないにしろ、優勝した十勝、帯広のチームはよく指導されていて、がんばる選手も多く技術的な部分でもしっかりしたものを持っている選手が多かった。これも帯広地区の指導者のみなさんの日ごろの努力の成果がしっかりと表れたものだろうと思う。
 さて、大会をふり返ってみると、まず言えることは、以前より、傑出した選手があまり見られないことだろう。底辺の拡大と指導の変化から、選手たちが平均化してきたせいかもしれないが、これはと思える選手が多く見られなくなってきたように思う。
 それ以上に、基本的なこと、例えば、ボールが来た方向と反対側にコントロールするというような当たり前のプレーをしていない選手もまだまだいるのも事実であり、基本の徹底がやはり大切だということをあらためて感じたのである。
 フィジカル的に優れた選手も数多くいた。トップスピードに乗ったドリブルはできるが、くさびの動きができなかったり、ヘディングの競り合いができなかったり、プレーの幅という点では、物足りない選手が多かったのも事実である。

 もっともっと、観て判断してボールを止める、そんな基本中の基本の部分のトレーニングをもう一度徹底してやる必要があるのではあるまいか。何せ、選手たちはまさにゴールデンエイジ、目標はやはり、パーフェクトスキルの獲得なのだから。