読めない・・・

 昨日の高円宮予選2回戦、対戦するはその前日にカブス3位のDOHTOを破った釧路景雲中学校。体格的にもさすが3年生チームらしく堂々としていて、フィジカル的に厳しいかな、そう思っての試合開始だった。それもそのはず、前日の不甲斐ない試合内容を考えれば、かなり押し込まれる回数も多くなるだろうとの予想は簡単にできた。
 しかし、始まってすぐの突破からのシュートを除けば、ディフェンス陣が相手の攻撃の意図をよく察知し、ロングボールへの対処もしっかりとできて、さらに中盤の選手もよく体を張ってがんばっていた。
 双方決定的なチャンスを作ることができずに前半は終了。
 後半になってもしばらくは均衡状態が続いたが、相手チームのプレスがす次第に緩くなってきた。ゴール前のこぼれ玉をMFがミドルシュート。そのリバウンドをトップの選手がゴールに流し込み、待望の先制点を挙げることができた。
 その後、セットプレーから失点をするが、相手チームの勢いはそこまでで、クロスからヘディングで決めて勝ち越し、さらに数分後に、駄目押しのゴールを奪い、3対1の快勝だった。

 この試合、何といってもディフェンスの勝利である。ロングボールに対する素早い対処、それに体を張ったプレー、それらが試合を通してできたことが大きな収穫だった。
 それにしても選手たち、昨日と今日では大違い・・・、1回戦のコンディションだったら確実に負けていただろう。しかし、この結果なのである。選手たちの調子、はっきり言って読めない。でも、こういう試合ができる、そのことだけはつかむことができた。