してやられた・・・

 帯広でのカブスリーグ第6節、フォーザ戦。
 昨年から何度も練習試合を通し、手の内を知り尽くされている相手だ。
 こちらのトップにはマンマーク、トップの選手を張らして、そこにできたスペースを2人の気の利いた中盤の選手がものにするというやり方にしてやられてしまった。
 体調不良の選手も多く、万全とは言えないチーム状態だったが、それは言い訳にできない。相手の運動量に負けてしまっていたのである。
 後半の残り10分は、怒濤の攻めで、何度か相手ゴールを脅かすことはできたものの、相手DFやGKの体を張ったプレーに得点することはできなかった。
 結果は1−0の惜敗ともいうべきものだが、私の胸の内を言えば、完敗そのものだった。
 
 相手チームの中心選手は、常にチームを鼓舞する声を出していた。気持ちでは負けない、そんな姿勢が相手チームの我々にも伝わってくるのである。
 翻って我がチームはどうだろう、そういう選手の少ないこと。全員が闘う姿勢を持っていたかどうかは言い切れない。そこが今のチームの弱さなのだ。
 昨日は気持ちで勝ったが、今日は、気持ちと策にやられてしまった。
 レベルアップ、技術的なことは勿論だが、闘う意志という面でも課題の残る試合だった。