薄氷の勝利・・・そして、次への課題

 北海道クラブユース選手権U−15、初戦のユニオン戦は、先手先手をとられながらも、後半のロスタイムに追いつき、
 延長後半についに勝ち越し点を上げ劇的な勝利を収めた。
 試合の途中、負けを覚悟したものの、驚異的な粘り強さで勝利を手中に収めたのは、
 選手たちの精神力の強さを表すものだろう。
 しかしながら、カブスリーグを戦うチームは、なかなか研究してくる。
 相手のよさを消し、シンプルな攻撃で得点をあげようと作戦を練ってくる。
 なかなかしたたかである。

 次戦の札幌ジュニア戦、
 いいところなく完敗だった。
 雨で水が浮いたグラウンド、シンプルかつ正確な技術が要求された。
 その悪コンディションを味方にすることができなかったのは、
 やはり、
 技術的に未熟であると同時に、判断の遅さの問題、
 そこが致命的だった。
 また、
 1対1での戦いにおいても、空中戦での競り合いにおいても、ルーズボールの奪い合いにおいても、
 一歩遅れていたり、競り負けていた。
 ひとつ上を目指すには、
 そのあたりのことを解決しなければならないだろう。

 秋には高円宮杯がある。
 その時までにもうワンランク上げねばなるまい。
 残された時間はそう多くはないが、
 なんとか、追いつき追い越したいものだ!