神秘的・・・

 今回の話題は、サッカーから離れて・・・。
 今日のジュニアユースの練習はトルナーレで行った。
 そこで、一人の選手がセミの幼虫を見つけた。
 出てきたということは、もうすぐ羽化するだろうと思い、少々乱暴だが、家へ連れてきた。
 セミの幼虫、連れてくる間も、登る登る。
 腕につけようものなら、どこまででも登っていく。

 家へ連れてきて、カーテンにとまらせてみた。
 しばらくすると、登るのをやめて微動だにしなくなった。

 すると、なにやら、背中のあたりの色が変わってきた。
 いよいよ羽化だ。
 頭が出てきて、前脚が出てきた。
 羽はまだくしゃくしゃで、縮んでいる。
 その格好は非常に無様(失礼)で、仰け反ったようになっている。
 
 後ろ脚が抜け殻をぐっとつかまえた。
 前脚も抜け殻をつかまえた。
 完全に抜け殻から出てきた。
 みるみるうちに、羽も広がり、セミの姿に大変身。
 その間、約2時間、目はセミの羽化に釘付けだった。
 感動!

 成虫となったセミは、色も淡く、緑色というか、黄色というか、実に不思議な色をしている。
 夏休みが感動から始まった。
 神秘的なセミの羽化、こういう感動を多くの子どもたちにも味わわせたいものだ。

 翌朝、朝早く起きてカーテンを見ると、セミはいなくなっていた。
 どこへ行ったんだ〜〜〜。