高校選手権・・・そして

 昨日の高校選手権の決勝をご覧になっただろうか。流経大柏のよさが全面に出た内容のある試合であった。高い位置からの守備の意識の高さ、守から功への切り替えの速さ、必ずシュートまで持って行くカウンターアタックの精度の高さ等々、全員の共通意識が光ったゲーム運びだった。
 とは言え、何と言っても選手個々の技術の高さは見事だった。ボールが来ても慌てず、闇雲に蹴ることもなく、しっかりとアイデアを持ってボールをコントロールしていたし、パスのアイデアなど、目を見張るものもあった。
 こうして見ていくと、このレベルにあるチームは、チーム全体がどうこうということもあるが、それ以上に選手個々のレベルがやはり高いと言えるだろう。そういう意味では、それを支えるその下の年代では、この育成が大切と言えるだろう。それにもうひとつ、ここまで来るチームには点が取れる選手が必ずいるということも言えるだろう。最近の少年サッカーでも中盤の選手に目が行きがちになるが、ストライカーの育成というのもしっかりと考えていかなくてはならないだろう。
 さて、敗れた藤枝東、あくまで3バックで最後まで自分たちのサッカーを通そうとする姿勢にはある意味感銘を受けた。勝った流経大柏にも負けた藤枝東にも拍手を送りたい。

 話題は変わるが、スプレッドイーグルがフットサルU-15全国大会で見事優勝を果たした。これもまた素晴らしいことである。函館のチームが全国大会で優勝・・・、私の記憶では初の快挙ではないだろうか。大変に喜ばしいことである。これまでの努力が報われたのだろう、まずは、スプレッドイーグルの選手、スタッフのみなさんにおめでとうと言いたい。
 スプレッドイーグルについては函館の目標として今後もがんばってほしいと思っている。