勝つために最善を尽くそう!

 昨日の試合の始まる前、選手たちに言った言葉は、「勝つために来たのだから、そのためにできることはすべてやろう!」である。勝つために必要なことすべて、つまりはチームとして闘うために、チームによい影響を与えることはすべてやろうということである。
 個人が持っている技術のすべてを発揮するのはもちろんのことではあるが、それを最大限に発揮するためのアグレッシブな発想、それに闘争心、そんな個々の選手のメンタルな部分がより色濃く浮き彫りになってくる。
 それと同時に、選手間の連携をより緊密に保つためのコミュニケーションも当然のように必要になってくるし、苦しい時に周りの選手を奮い立たせるような声がけも必要になってくる。それらができてこそ本当に強いチームに生まれ変わるのだ!
 ジュニアユースチームの選手は声が出ない。得点した喜びさえもみんなで味わおうとしないことが多い。かたち上はチームだが、実際のところはチームの体を成していない。でもあのPK戦で、相手のキックを止めた瞬間はチームとなっていた。このような苦しい経験を通して次第にチームとなっていくのだろう。
 試合中は、練習中はどんどん言い合おう、そして叱咤激励しようではないか、それによってお互いのプレースタイルも理解し合えるし、周りを生かそうとするプレーも生まれてくるのだ!オンザピッチの意見の相違をオフザピッチまで持ち込むのは、プレーヤーとしてはあまり歓迎すべきではない。どんどんやってみようではないか。
 練習でできないことは試合でできるはずはない。だからこそ練習を大事にしよう。試合で勝つために、練習から変えていこう。勝つために必要なこと、練習でできてこそ生きていくのだ!