提案

 今日は岡田ジャパンの第2戦とハンドボール北京オリンピック予選が同時に行われまさにスポーツデイ。両方とも気になるのでチャンネルをひっきりなしに替えながらの妙な観戦となった。2画面でも見られるのだが、それはやめておいた。
 ハンドボールは旧西ドイツ生まれのスポーツで、サッカーが原型となっている。ユニフォームしかり審判服しかり(コートはまさにフットサル)、サッカーとそっくりなのはそういう起源によるものだからなのである。試合の流れもサッカーに似ていて、非常に見ていて楽しいスポーツである。
 ハンドボールのルールにコーナースローはない、相手のシュートをキーパーがはじいてゴールラインを割ったボールはキーパーのスローから始める。このルール、非常にいいような気がする。サッカーでも、キーパーがファインセーブをしてボールがゴールラインを割ったら、そのご褒美としてゴールキックからスタートするなんてルールはどうだろうか。公平さがベースになっているサッカーのルールだが、そんな気の利いたルールがあってもいいのではなかろうか。数年前から導入されているグリーンカードの趣旨にもつながるような気がするのだが・・・。
 それと、2分間の退場。アイスホッケーでもあるこの退場制度、せめて育成年代のサッカーにおいても導入することはできないだろうか。あまりにもルールに雁字搦めでは、ちょっと選手にとって可哀想な部分もある。ケースバイケース、そんなゆとりを持ったレフェリングも考えてみたいところではある。

 さて、岡田ジャパン、3−0での完勝。中澤、山瀬、今野に播戸と岡田チルドレンの活躍が光った試合だった。まずはめでたしといいたいところだが、相手が相手で勝ったとはいえ少々消化不良気味なのは私だけではないだろう。今回の2戦とも、はっきり言って相手は格下。W杯予選を控えていろいろなことを試したいという考えもわからぬ訳ではないが、ファンはやっぱりガチンコ勝負を見たいと思っているはずだ。代表戦の観客数が減ってきている理由のひとつにこのこともあるのではないだろうか。そういう意味で考えるなら、日韓定期戦なんてまた復活した方がよいと思う。そういえばもうすぐ東アジア選手権もある。その試合の方がきっと面白いだろう。

追伸
 今回のボスニア・ヘルツェゴビナ代表、スターティングメンバー全員の名前の最後が「チ」だった。そう言えば、1990年のW杯イタリア大会の時のユーゴスラビア代表もそうだったのである・・・ちょっと古いがまた新しいトリビアが生まれた。この時のユーゴスラビア監督は誰あろう、オシム氏だったのである。