5年生の試合から・・・

 今日は5年生のフットサル大会だった。残念ながら1勝2敗で決勝トーナメント進出ならずという結果だった。何と言っても初戦、シュートチャンスを何度も逃し、勝てる試合をものにできなかった。この年代、勝ったり負けたりがその経験としては大切なのはもちろんだが、勝てる試合をきっちり勝つこともその経験としては大切だろう。まあ、この経験を生かして次からの試合でそういう戦い方を覚えていけばいいのだ。それを期待している!
 さて、5年生の試合を見て、いくつか課題として感じたことがある。我々のチームだけでなく、ほとんどのチームの5年生にあてはまることだろう。
 まず、技術のレベルを上げる必要がある。相手のプレッシャーを受けた時にボールから目が離れてしまい、ボールを見失っている選手が多いのだ。ドリブルにしろ、ファーストタッチにしろ、ボールの置き所が悪いためにそうなってしまってるような気がする。
 それと同時に、点を取ることのできる選手が少ない。ボールに正確にミートできないのだ。フットサルだから全員に得点のチャンスはあるが、各チームどれだけの選手が得点しているのだろうか。キックの技術という点でも物足りないと感じた。キックは前にも触れたが、自分自身で磨いていくのだ。どれだけ蹴ったか、それがその後のサッカーに大きく関わるのは間違いないだろう。
 こう考えると、やはり基本の技術をしっかり身につけさせるほかない。ボールを奪われない技術、ボールを正確に蹴る技術・・・、この年代の最もベースになる部分をもっと追求していかなくてはならない。
 それにもうひとつ、選手たちのコーディネーション能力(身のこなしとでも言いましょうか)が意外に低いと感じられた。ちょっとしたことで転んだりしてしまう子が多いのは事実だろう。その原因は重心が高いこととボディーバランスが悪いことだと考えられる。この選手らはサッカーしかやってないな、そう思ってしまうのだ。野原で駆け回ったり、友達と相撲を取ったり、そんなサッカーとは無縁のようなことからそれらは培われる。昔の遊びの欠落、それも選手たちに大きな影響を与えているに違いない。全身の筋肉を効率よく動かすにはサッカーだけでは身につかないことが多い。だからこそ、この年代ではいろいろな遊び(スポーツを含め)をする必要があるのだ。サッカーをやっている選手は、どんなスポーツだってそれなりにできるのだ、そう選手には言いたいところだ。