ジュニアの課題・・・

 昨日はとある理由でジュニアユースの練習が休みになったので、久々にじっくりジュニアのトレーニングを見ることができた。
 
 トレーニングはコーチのブログにもあるように、3対2の4ゴール。あらかじめ数的優位な状況だから攻撃もスムーズかと思いきや、そうでもない。
 原因はいくつか考えられる。
 まず、配給された選手に全くといっていいほど、プランがないのである。ボールが来たらシュートを打ってやろうとか、右の方にコントロールして相手を引き寄せ、左にパスを出そうとか、プランニングの問題は結構大きいのではないか。
 次に、相手を観てプレーしていないのである。いくらしっかりしたプランを立てても、その状況は刻々と変化する。シュートを打とうと思っていても、相手がシュートコースを切ってくれば、その動きを観て感じ、別の選択肢へと変えなければならないのだが、それがなかなかできていない。ボールを観る、ゴールを観る、相手を観る、味方を観る、スペースを観る、そして変化を観る。どこまでしっかり観ることができるかがやはりレベルなのであろう。
 この課題、ジュニアユースにも通ずるものではあるが、下の年代から、こつこつと積み重ねていくほかあるまい。

 それにしても技術的には、やはりファーストタッチの質の改善が求められる。10年くらい前までは、一歩踏み込んだコント―ロールとか、ボールが北方向の逆の足でコントロールとか、そういうこともこの年代には徹底してやらせてもいいのではなかろうか。
 今では死語になりつつある「グッドボディーシェイプ」、それだってとても大事なことだと思うのだが・・・。