ビロードモウズイカ

 みなさんはビロードモウズイカという植物をご存じだろうか?
 
 私の家の近くの線路脇にたくさん巨大な姿を見せている植物である。みなさんの家の近くにもあるだろうから見てほしい。
 この植物、漢字で書くと「天鵞絨毛蕊花」となり、英名はマレイン(Mullein)、別名はニワタバコ(庭煙草)というらしい。

 とあるサイトで調べたところ、次のような解説が書いてあった。

 「荒地、道端、河原などに生える越年草。原産地はヨーロッパ、地中海付近、帰化植物。明治初年に観賞用として輸入その後逸出して広がった様である。草丈は1〜2mにもなる。全体に灰白色の毛が生え綿毛のようである。根生葉はロゼット状で、下部に輪生状に沢山の葉ををつけるが実は互生で、浅く鈍いきょ歯がある。葉の先は丸みがあり葉の基部には短い柄が有る。花期:6−8月 茎の先に穂状に黄色い花をつける。花柄は短い。おしべは5、内2本の花糸は無毛残りの花糸は有毛。」

 なんでも、毛で葉が覆われているのは、乾燥を防ぐためだという。何ともしたたかでたくましい植物である。
 帰化植物のたくましさには敬意さえ覚える。その生命力の強さ、そしてたくましさ、私たち人間も見習うべきかもしれない。